逢坂(おうさか)

逢坂

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2016年2月2日
新宿区市谷船河原町にある「逢坂」に行ってきました。
なんとも洒落たネーミングの坂です。
飯田橋駅から外堀通りを市ヶ谷方面に200mほどを右に入ったところにありました。

昔,小野美作吾という人が武蔵守となり,この地にきた時,美しい娘と恋仲になり,のちに都に帰って没したが,娘の夢により この坂で再び逢ったという伝説に因み,逢坂とよばれるようになったという。 
東京都新宿区教育委員会設置の標識より

夢で亡くなった彼氏とこの坂で逢ったという悲しく儚いお話があったのね。

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坂下より、写真正面に船河原町築土神社。

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少し上ったところから坂上を望む。

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坂上より坂下を望む。

船河原の由来

船河原とは揚場河岸(揚場町)で荷揚げした空舟の船溜りの河原の意。
江戸川が神田川に落ちるところ(川口)に架かる橋を船河原橋といい、外堀通りを通している。ここは往時神田上水の関口の水位を上げるために堰になっており、落水の音が轟々と轟いたので「ドンドン」と俗称された。現在は神田川の飯田橋の横にも同名の橋が架かり変形の三股橋となっている。

なるほど、地図を見ると飯田橋方面に「揚場町」という地名があります。
そこから船で荷揚げしていたんでしょう。

また、この辺りには「牛込」という地名があります。
「牛」が「込」(集まる)ということを意味し、古い時代に牛の牧場があり、牛が多くいたことにちなんでいるとされています。

古地図で見てみる

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正保年中江戸絵図(1645-1648)

お堀の隣に水路がありました。
これで坂下まで船で運んだ物資を荷揚げし、目の前の逢坂から神楽坂方面へと運搬していたんだろうと想像出来ます。

しかし、逢坂は距離にして75m、平均斜度6度、高低差8mの急坂。
逢坂を利用しての物資運搬はさぞ大変だったと思います。

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